学長が体験した不思議な話 第2話 第1部
おはこんばんにちは。
元・れいわの学長でございます。
本日は『学長が体験した不思議な話 第2夜 第1部』
こちらをお届けしていこうと思います。
人生26年間で一番君の悪かった体験談となります。
高校2年生の夏休みのことになります。
私はいつも休日を一緒に過ごしている友達2人の計3人で
夏ということもありレンタルしてきた『恐怖の怪談DVD』を見ておりました。
しかも私の地元の沖縄特集で、知っているスポットや未開拓のスポットまで
幅広く収録されていました。
なんとなく見ていると、私たちがいる家から比較的近い距離に数個の心霊スポットがあるらしく、その場所の特集が含まれていました。
・お地蔵様がある公園
・廃墟になったマンション
・昔の貝塚
日中にこの3つを友人達と回ることとなりました。
1・お地蔵様がある公園
こちらは公園内にロープで仕切られている部分があり、そこからお地蔵様が目視できました。比較的新しいお供物もあり、蔑ろにされている様子もありませんでした。
特に何もなし
2・廃墟になったマンション
沖縄でもかなり有名な心霊スポット。雰囲気は抜群でした。
ただ有名で何人も人が来ていることから、落書きやスナック菓子のゴミがあるなど
現代的?な感じがあったためそこまでといった印象でした。
3・昔の貝塚
ここが一番やばい。明らかにやばい。
如実に他の2つとは違った雰囲気でした。
場所は国道沿いのマンションが密集した住宅街の裏の森と、米軍基地の仕切りの柵の間。
まず見つけることすら困難な場所です。
周辺は草が膝下くらいまで伸びており、国道沿いなのにその区画だけはほとんど音がしなかったのを覚えています。
入り口部分
人一人分の横幅くらいの石畳が奥へと続いており、突き当たりを右に曲がるようでした。その石畳の始まりの部分には
「この先、神域により一般の立ち入りを禁ず」
と書かれた看板と五芒星のようなものが表記された石柱のようなものがありました。
昼の3時、雲一つない快晴なのにこの区画だけじっとりと薄暗く正直ビビり倒していましたが、ここで帰るわけにもいかず私達3人は奥へと進んで行きました。
突き当たりを右に曲がると正面に3つの小さな祠がありました。
長く手入れされていないようで、祠の下半分は雑草で見えませんでした。
それ以外は何もなかったので「意外にこんなものか」と思っていましたが
祠の右に目をやるとさらに祠がありました。
しかしそれは鉄格子をはめられ、鎖と南京錠でガチガチに固められていました。
まるで何かを封印、それか出てこないようにするような、そんな印象でした。
私はこれ以上はダメだと思い、そこから先には進みませんでした。
しかし残りの二人はズンズンと進んでいき写真撮影や祠をガッツリ覗くなどしており
内心めちゃくちゃ不安になったのを覚えています。
この時は結局何もなく、3人揃って無事帰路につきました。
貝塚の区画から抜けた瞬間に国道を走る自動車の音が一気に聞こえ、とてつもない安心感を感じるのと同時に、あそこの異常さを改めて痛感しました。
しかし噂程度で、特に何もないんだろうという気持ちが時間が経つにつれ大きくなり
自然と私を包んでいた不安は消え去っていきました。
1週間後までは